〇セッション概要
①登壇者3名が社会で必要だと思う能力(「主体性、ソーシャル力、創造力」)とその理由、エピソードを紹介
②その能力を学校でどのように育んでいるか、今後できることはないか、先生と企業人でディスカッションを実施
〇参加者の声(事後アンケートより)
・企業の方がどのようなお考えを持っているかは、教育者というよりは一社会人としてとても興味がありますし、勉強になります。(教員)
・主体性をいかに育むかについて日々悩み実践しています。今回、学校という社会を超えた「社会が求める人材像」を聞くことで、「主体性・ソーシャル力・創造力」社会で活躍する生徒の育成に取り組みたいです。(教員)
・主体性を伸ばすには、社会性を伸ばすには、など考える良い機会でした。(スポーツ指導員)
〇セッションを終えて
今回、主体性、ソーシャル力、創造力の3つの力について、先生たちとディスカッションさせていただいた。
まず、主体性について、学校の先生方は日々の授業や行事の中で、生徒たちの主体性を引き出そうとご尽力されていることが印象的だった。私が育った数十年前の教えて指導する先生から、生徒を見守りサポートするコーチのような存在に先生が変わってきていると感じた。
次に、ソーシャル力について、学校でも社会や仕事を学ぶ機会を用意はしているが、先生たちも忙しいため、その機会は限られているとのことだった。また、それぞれの生徒に最適なものを用意しづらいため、生徒たちもやらされ感で参加しているのが現状であるとのことだった。このあたりは企業人である我々がサポートできる範囲かもしれない。
最後に、創造力について、学校では「生徒が好きなもの」を創造することが重視されており、企業で求められる「お客様が欲しいもの」を創造することとは違うという先生の発言が印象的だった。しかし、どんな仕事でもお客様の役に立つことでお金をもらうことを考えると、今後社会に出る子どもたちが、お客様のニーズを調べ、考える機会を作ることも大切なのではないかと感じた。
今回のセッションを通じて、学校現場で熱意ある先生方が様々な取り組みをされていることを改めて認識したと同時に、その上で我々企業人ができることを改めて考えていく必要性も感じた。今回のつながりを機に、引き続き、具体的に先生方と一緒にできる活動を考えていきたい。
(末次達弘)
〇セッション紹介
企業人が考える社会で活躍するために必要な力と中高生時代にその力を育むためには? 〜先生と企業人で一緒に考えてみませんか?〜
当セッションでは、 ①登壇者3名が社会で必要だと思う能力とその理由やエピソードをご紹介。 ②その能力を中高生時代に育むことについて、先生と企業人で一緒に考えるグループワークを実施したい。 先生と企業人が一緒に対話することを通じて、中高生が将来社会で活躍するために、学校や地域で取り組めることはないか一緒に考えてみませんか。
末次達弘 株式会社NTTドコモ
中川隆義 株式会社みずほ銀行を経て株式会社EPARK
高木優加 弁護士・コンサルタント