『学校が森や里山につながる‼』~学校から飛び出して、未来の学びを考える。“横浜”の里山自然活動や“南足柄”でのまちづくり・小学校昇降口木質化PJTを題材に~

〇セッション概要
子どもたちが学校の外にある場所や人と繋がり、そこが居場所や遊び場となることは体の育ちに影響するであろう。そして学校での教育活動に地域が関わることができればつながるきっかけになるのではないか。という思いでこのセッションは企画されました。
中川さんからは舞岡公園の田んぼを活用した教育田の取り組み、島崎さんからは昇降口木質化PTJの取り組み、斎藤さんからは南足柄でのまちづくりの取り組みをそれぞれ紹介していただきました。
3名のお話を伺ったあと、参加者同士で自分の現場の周りにある地域とのつながりにはどのようなものがあるかを話しました。よく考えてみると、それぞれの現場で生かせそうな地域とのつながりは多様にあることに気付くことができました。一方で、学校と地域が繋がることの難しさや課題も語られました。そして、どのようにして学校と地域は繋がったら良いかといった難しさについて、登壇者の方の経験を伺ったり、参加者同士対話して考えたりしました。

〇参加者の声(事後アンケート・セッション中の発言より)
・とても素敵な取り組みを聞けてよかったです!
・学校と地域が繋がることの難しさを感じる一方で歩み寄って助け合えたらいいなぁと思いました。

〇セッションを終えて
所管する部署が違うことで情報が届かない、教員の負担が増えないようにしないといけないなど地域と連携できた方が良いことはわかっていても様々な難しさがあり、どこから取り組んでいくかは個別の状況によって違うんだろうなと感じました。
しかし、取り組みたい領域は違っても、同じような悩みや難しさがあることにも気付きました。お互いの取り組みを参考にし合うことで、課題解決のヒントが見えてきたり、協力してできることがあったりするかもしれないなと思い、領域を超えた対話の場の重要性を改めて感じました。

(松下祐樹)

〇セッション紹介
セッションタイトル
『学校が森や里山につながる‼』
~学校から飛び出して、未来の学びを考える。“横浜”の里山自然活動や“南足柄”でのまちづくり・小学校昇降口木質化PJTを題材に~

・学校教育って、もっと地域と関われるのではないでしょうか?学校を飛び出して、地元の自然から学ぶ。でも、地域側こそもっと柔軟にそして能動的に関わり合いをトライできるようにしたいですね。

・教育田スタッフや小学校昇降口木質化PJTの活動を参考にしながら、地元地域の自然を生かした教育の在り方を一緒に考えてみませんか?

キーワード:里山自然 小学校教育田 地域のこどもたち 小学校昇降口木質化PJT こども達が考えるカラーデザイン 木育ワークショップ 森ツアー 木材アートワーク

登壇者
中川隆義氏(チームままmaioka/元銀行員、里山活動家)
斎藤健介氏(非営利株式会社BUND/代表取締役、まちづくりコーディネーター)
島崎衛氏 (株式会社サオビ/代表取締役、建築家)