行ってみよう体育の保護者会 

司会 酒本絵梨子

参加 (教員)藤原修一 玉置哲也

   (保護者)永井美佳 鈴木翔子 黒山湖子 

〇セッション概要

日頃保護者が疑問に思っている事を教員にぶつけてみる意見交換会

〇参加者の声(事後アンケートより)

どのセッションにも言えることですが、いろいろな人とつながることによって、私自身の認識がアップデートされています。今回のセッションは、保護者・先生それぞれの思いを分かち合う(尊重しあう)ことが大切であると改めて感じました。また、学校体育と地域のスポーツクラブ、ガチのクラブチームなどなど、子どもが運動とかかわる環境によっても、今後、考えていかなければならない問題があると思いました。とにかく、、学校体育は「体を動かして、体力や動きの【向上】ではなく【変化】を楽しむ(実感する)」だけでいいのでは?と、このセッションで強く思いました。

〇セッションを終えて

今回は保護者・教員が半々の割合でご参加いただけました。

その中から、体育の時に起きた怪我についていろんな意見をお伺いすることができました。保護者からの体育の授業で怪我を3回してきたが、どうやら自分の力量を超えてチャレンジしていた様子。教員側のご意見をお伺いしました。

まず、怪我をさせる事が無いように指導をするとのご意見がありました。チャレンジするためのステップを明確にし、自己判断だけでなくクラスメイトの判断も足す。または、その先に行くために今できていることを教員の目の前で実践してもらう 等のご意見をお伺いすることができました。参加者の中から、怪我をしてうまくなる。とのご意見もありましたが、何事も基礎が出来てからこその上達であり、怪我を回避できるだけの身体の使い方ができているかどうかもポイントになる様に感じました。また、事故が学校で起きた場合の保護者対応についてもお伺いすることができました。まずは児童が帰宅するまで電話で保護者に連絡する。また、中学生以上であった場合はまず生徒本人に保護者に連絡する旨を確認する等ご意見伺うことができました。

では、これが学校ではなく少年団や習い事であった場合はどうでしょう?

少年団や習い事では保護者・児童(生徒)が強くなることを望んでいることや、学校に比べコミュニケーションが取れていることもあり、小さい怪我ではあまり連絡はしないことやお迎えの時に直接話せることで安心感もある様に思いました。

その後、学校における評価評定の話にまで多岐にわたりました。まだまだ皆さんと話したいことがたくさんありました。学校に子供を通してしか関わっていない保護者にとってはどうしてもブラックボックスに見えてしまう学校という場所。今回、先生に何かを伝える時連絡帳と電話連絡どちらがいい?との話もありました。本当は担当教員とのコミュニケーションを潤滑に保つことが一番良いのだとは思いますが、実際はなかなか難しいと思います。ただ、ブラックボックスをそのままにしておくのではなく、いろんな立場の皆さんとお話しすることで自分一人で抱えることなく、広い視野で捉えられる様になるのではないかと思いました。もっといろいろなトピックで皆さんとお話ししてみたいと思いました。

(レポート担当:coco)

〇セッション紹介

いってみよう!体育の保護者会

保護者と教員の垣根を超えたおしゃべりの会。 保護者が体育・保健の授業に対して日頃疑問に思っていることや改善して欲しいことをベースに参加者の保護者と教員で対話をします。 対話を通じて、子どもを見る視点に変容が起きたり、保護者と教員の新しい関係性を模索したりするきっかけになればと考えています。