〇セッション概要
学習指導要領にある体育の目標を基に、改めて体育の目的を考えるた。また、登壇者の課題感の共有や、参加者同士の対話を通して、体育の授業の在り方や目的について言語化する機会となった。
〇セッションを終えて
問題提起をしてくださった豊田さん自身も迷いながら日々の授業を実践されており、参加者とフラットな立場で対話を重ねることになった。同じ指導要領を基にしているはずでも、実際に授業に現れる実践は多様であり、「この授業は目標に準拠しているのか?」「この授業の目的はなんだ?」という授業事例が存在していること、参加者も大多数が日々悩みながら実践をしていることを鑑みると、指導要領の体育の目標の解釈が多様であることだけが要因ではなさそうだ。
体育「を」学ぶのではなく、体育「で」必要なことを学ぶ。常日頃から当たり前に意識しておきたいと改めて感じたセッションだった。
(鈴木佑奈)
〇参加者の声(事後アンケート・セッション中の発言より)
自分の理念を自覚することの大切さと、それを貫くことの難しさを再確認しました。「緩やかな共同実践」のようなことができればいいのですが、「ガチガチ」か「孤立」かになってしまいやすいなぁというのが実感です。どう連帯できる人を探すか、でしょうか。
〇セッション紹介
なぜ体育の授業をやっているのかー学習指導要領には体育の目標が書かれていますが、皆さんはそれを自分で解釈して自分の言葉で言語化できていますか?それを元に授業内容を設計してますか?
自分がなぜ体育の授業を学校で実施しているのかを言語化するための一助として、参加者同士で対話をして深めていくセッションです。
豊田浩樹氏(東京都公立学校主任教諭)